メラノーマの写真と様々な初期症状

メラノーマ(悪性黒色腫)は皮膚がんの中で5%程度の割合を占めるものです。 日本人では比較的発症率は低いものとされてはいますが、 発症した人の死亡率は8割を占めるなどの危険性の高いがんです。

膵癌やスキルスと同様に転移が早く、治療後の予後も良くないことが特徴で、早期発見が特に重要です。 初期状態では画像の様にほくろと非常に似ているために見分けがつきにくく、 このことが医療機関の受診を遅らせる原因となっています。

身近な経験談を聞く機会も少ないため、認知度が低いことも 早期発見に至らない要因であると見られています。 一般的によくある潰瘍や湿疹と見た目の違いがほとんどない皮膚がんもあります。


メラノーマの初期症状として代表的なものではかゆみがあります。 既存のほくろがある日突然かゆみを感じるようになり、 格段に気になる程ではないものの、しつこくかゆみが続くことがあります。

この時には最初のうちはほくろに目立った形状の変化は見られないものの、 かゆみに応じて掻いているうちに次第に形がいびつになってきたり、 時には出血を伴う様になることがあります。

また写真みたくほくろが大きくなってきたと感じられることもあり、 いつもとは様子が違うと感じられたら要注意信号として認識するべきです。


メラノーマの初期症状として見られる形状の変化ではいくつか特徴的なものがあります。 通常のほくろは皮膚に染み込んでいるような模様としての感覚がありますが、 特に疑われる病変は盛り上がりを見せることが多いです。

特に既存のほくろが急に膨らみだしたという場合には要注意です。 また形がいびつであることも通常のほくろと違うところです。 色の濃さにもバラつきがあり、写真のように輪郭がボヤけていることが多く見られます。

特に成人後にこのようなほくろの変化や新たな黒点の登場があった時には 速やかに医療機関を受診するべきです。


一般的に足の裏や掌に出来ることが多いとされてもいますが、 他の部位にも見られることも十分に有り得ます。 近年ではダーモスコープを使うことでかなりの確率で初期診断が可能になって来ました。

光源を皮膚に照射して拡大鏡で観察するだけで身体への負担はほぼありません。 メラノーマは刺激に敏感な特徴があるので生検よりも有利な検査方法です。 保険が適用されるのでメラノーマについて不安を感じたら検査を受けてみてもよいと思います。

たかがほくろと考えずに、画像のメラノーマの初期症状と比較してみることが大切です。 過度にほくろを弄ったり、安易な美容切除などを行わずに 早期発見を心がけることで効果的な治療につなげることが出来ます。